日本消化器がん検診学会雑誌( 2011年 Vol.49 No,1)より 胃がん検診について抜粋

  胃がん検診受診者数の推移 要精検率の推移等 詳細は 平成20年度消化器がん検診全国集計をご覧ください 

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胃がん検診の 平成20年度の受診者総数は 6,561,471人で前年に比べると 約18万人 2.8%増加した。


間接がん検診 直接がん検診 デジタルがん検診 合  計
 検 診 数 3,866,862 1,236,602 1,458,007 6,561,471
 要精検者数 315,075 92,830 113,975 521,880
精検受診者数 8.1% 7.5% 7.8% 8.0%
精検受診者数 215,366 47,578 62,897 325,841
精検受診率 68.4% 51.3% 55.2% 62.4%
発見胃がん数 3,692 772 1,114 5.578
がん発見率 0.095% 0.062% 0.076% 0.085%
 
◆ 撮影方法    

検診機関数を分母にしてみると撮影枚数は 間接撮影では7枚以下が減少8枚が増加傾向にある
   
 ◇間接撮影(n=229)では 6枚が1施設(0.4%) 7枚が57施設(24.9%) 8枚以上が165施設(72.1%)であった

   直接撮影(n=177)では 8枚が61施設(34.5%) 9枚が25施設(14.1%) 10枚以上が63施設(35.6%)であった

   デジタル(n=140)では  8枚が39施設(27.9%) 9枚が21施設(15.0%) 10枚以上が64施設(45.7%)あった


 ◇バリウム濃度は 間接撮影では200%以上が増加傾向にある

   間接撮影(n=229)では 200%未満が46施設(20.1%) 200%以上が174施設(76.0%)であった

   直接撮影(n=177)では 200%未満が24施設(13.5%) 200%以上が142施設(80.3%)であった

   デジタル(n=140)では  200%未満が17施設(12.1%) 200%以上が116施設(82.9%)であった
 
 ◇バリウム量は 間接撮影では大きく変動はない

   間接撮影(n=229)では 130ml未満が91施設(39.7%) 131ml〜150mlが110施設(48.1%)であった

   直接撮影(n=177)では 130ml未満が36施設(20.3%) 131ml〜150mlが98施設(55.4%)であった

   デジタル(n=140)では  130ml未満が45施設(32.6%) 131ml〜150mlが76施設(54.2%)であった

   151ml以上も 間接で20施設(8.7%) 直接で31施設(17.5%) デジタルで12施設(8.6%)あった



◆ 地域・職域別検診成績
                 (T群、U群 間接撮影、直接撮影、デジタル撮影の男女計)
      
地域検診 職域検診
受 診 数 2,585,605  3,166,835  5,752,440 
要精県者数 251,538 213,685 465,223
要精検率 9.7% 6.7% 8.1%
精検受診者数 207,887 93,058 297,945
精検受診率 81.5% 43.5% 64.0%
発見胃がん数 4,095 1,053 5,148
発 見 率 0.158% 0.033% 0.089%




日本消化器がん検診学会 全国集計より    −平成20年度ー